2022年10月 公認AMLスペシャリスト(CAMS)試験合格体験記
公認AMLスペシャリスト(CAMS; Certified Anti-Money Laundering Specialist)試験に合格しました。その体験記と振り返りです。 私の場合は申し込みから合格まで5ヶ月要しましたが、実質的な勉強期間は3週間程度でした。 スムーズにやれば2ヶ月弱で取得できるのではないでしょうか。
- 試験申込&審査: 1~2週間
- 勉強: 2~4週間
- 試験予約&受験: 0~2週間
試験は日本語で受験しました。
① 申し込み
ACAMSのWebサイトから申し込む。大きく2ステップある。
Step1. 試験申し込み
個人情報の入力、Eligibilityの登録、Terms&Conditionへの同意など。Eligibilityは40クレジットが必要となるが、普通の大卒の人でAML/CFT領域で業務経験があれば誰でも40クレジットは達成できると思われる。
全ての情報の入力を完了すると審査が行われ、10営業日以内に結果がメールで通知される。私の場合は2営業日後には審査が完了した。
Step2. 受験料&会員費の支払い
Step1の続きで受験料と年会費を支払う。決済が完了すると、Study Materialと受験申込ページへのアクセスが得られる。決済完了後にすぐにメールで通知される。
送付先住所の入力時にエラーとなる問題
Step2にて、送付先住所の入力をしても「続行するには、新しいアドレスを入力してください。」というエラーメッセージが表示されて先に進めなくなる問題が発生した。問い合わせページから日本語で問い合わせしたところ、担当者の方がメールベースで対応してくれて手続きは進められた。。Invoiceをメールで受領し、記載の方法に従って決済を行うと、無事に後続の処理が進み、Study Materialへのアクセスが得られた。
② 試験勉強
利用した教材は公式でもらえるStudy GuideとOnline Courseのみ。
教材
試験申込が完了すると公式の勉強コンテンツにアクセスできるようになる。 日本語コースで申し込んでいればコンテンツもすべて日本語である。
- Study Guide
・解説テキスト
・模擬問題100問
- Online course
・模擬試験1回分
・動画教材約4時間分
勉強方法
Study Guideの模擬問題100問 (6~7時間)
問題を順番に解いて、知らないトピックに当たったら解説テキストの該当箇所を読んで論点を理解する、という方法で試験範囲を押さえるとともにポイントを暗記していった。
Online Course 模擬試験1回分 (2~3時間)
こちらも模擬問題と同様に順番に解いて、知らないトピックに当たった都度、論点の理解・暗記を進めた。
Online Course 動画教材 (2時間)
まじめに視聴するとかなり長いので、飛ばし飛ばし全体をなめたのみ。それでも2時間程度は要した。
以上を実施して、模擬問題・模擬試験の問題であれば すべて理解・暗記して本番試験に臨んだ。
③ 受験
Pearson Vueのテストセンターにて受験。
自宅受験も選択可能であるが、以前に別の試験で自宅受験を試したところ、試験中に伸びをしただけで失格にさせられてしまったことがあり、それ以来自宅受験はしないようにしている。
まとめ
無事に一発合格してよかった。次はCCAS(Certified Cryptoasset Anti-Financial Crime Specialist)に挑戦しようかしら。